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急成長中の世界のユニコーンPart①IoTスタートアップUptake Technologies(アップテイクテクノロジーズ) CEOはあのグルーポンの創業者

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Uptake Technologies(アップテイクテクノロジーズ) 

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photo by:www.forbes.com 

  • 企業名:Uptake Technologies(アップテイクテクノロジーズ)
  • 評価額:$1 Billion(Oct.2015)
  • 創業年:2014
  • 資金調達先:CaterpillarGreatPoint VenturesLightbankNew Enterprise Associates
  • CEOBrad Keywell 
  • 事業内容:建築、航空、鉄道などの産業へのIoTを活用したデータアナリティクスソリューションの提供

今日は、Uptake Technologies(以下、Uptake)について。この企業、昨年、2015年のForbesHottest StartupNO.1に選ばれています。Uberなどを抑えてです。日本語で書かれていた記事がほとんどなかったので、英語のリソースにあたってみました。

www.forbes.com

www.forbes.com

1.Uptakeは秘密主義?

彼らは秘密主義(Secretiveと言われており、オープンにされている情報が多くありません。CTO(退任済み?)であるJASON KOLBのブログを発見しましたが、Uptakeに関する話題は「まだステルスモードで、全ては話せないんだ」とあります。

I’ve accepted a position as CTO of a new company which is still in quasi-stealth mode: so I can’t really talk about everything I’ve been doing yet.

彼は元々ビッグデータのエンジニアであり、このエントリーの中では商業IoTの領域で自らの強みを活かせる事に興奮しています。先日ブラックホールから重力波を観測した事がニュースになりましたが、その頃に話題になった、素粒子の研究施設であるスイスのCERN(欧州原子核研究機構)に行き、とてつもない量のデータをどのように扱い、研究に応用されているか学んだ事が書かれています。彼らはMajor industoryへのIoTとビッグデータアナリティクスの投入を事業としていますが、その目指すレベルの高さが垣間見れます。

Some of the technology challenges have taken me to places like Fermilab and CERN to see how they approach truly massive amounts of data, and it’s been an incredible opportunity to merge cutting-edge technology with some insanely valuable real-world applications.

The Uptake of the Industrial Internet (What I’ve Been Up To) | Jason Kolb

2.Uptakeが取り組む課題


"Turning Data Into Action"

この動画はCEOKeywellCNBC”Squawk Box" に登場した時の映像です。彼らが取り組む課題とは、建築、航空、鉄道、採鉱などの巨大産業の現場において、既に多くのセンサーがあり、大量の活用可能な情報が収集可能な状態もしくは収集されているのにも関わらず、ほとんどが価値を生み出す形で活用されていないことである。彼らは顧客にこのデータを収集・分析するシステムを提供し、データとそこから得られる洞察により、企業と現場で働く従業員が適切な行動をすることができる状態にし、彼らの顧客や社会に対してに利益をもたらす事を目的としている。例えば、鉄道に設置されているセンサーから提供されるリアルタイムなデータをもとに、どの車両がいつ故障しそうか予測し、速やかに故障する前に修理する為の指示を現場に行うというものである。荒野の真ん中で故障・停車してしまう事による莫大な損失(鉄道会社・社会双方への)を防ぐぎ、安全とコストの削減に寄与する

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photo by:www.forbes.com

Uptake HPTOPで掲げているメッセージです。

“Data is a valuable asset.

We transform data into insights.

We enable companies to take action.” 

以下は、英語のリソースからの抜粋です。

Uptake builds custom or semi-custom data analytics software for large corporations. Many large manufacturers and health care companies already have sensors on their products, but Keywell's firm will bring a focus and expertise to mining that information to a degree that most companies don't bring.

That's often because they have so much data, they don't know what to do with it all.

www.chicagotribune.com

Uptake is trying to be the analytics and predictive software back end service for major industries like construction, aviation, mining, rail, and more

the company collects that data and gives real time insights to the railroad and engineer–like how fast the train should go, whether it’s consuming fuel efficiently, and which parts may be close to breaking.

How Uptake Beat Slack, Uber To Become 2015's Hottest Startup

3.Uptakeの戦略

彼らの戦略としては、以下の5つが挙げられています。

http://uptake.com/approach/

3-1.Partnerships with Industry Leaders

業界のリーディングカンパニーとパートナーシップを締結し、大量かつ良質なデータにアクセスできるようになること、これにより彼らのデータアナリティクスがさらに有効になります。彼らはパートナーを1社しか明らかにしていませんが、資金調達先でもある、Caterpillar社は彼らのパートナーです。建築用機器の世界的メーカーです。売上は5兆円オーバー。この規模の企業でもデータ活用はできておらず、成長余地が大きいこと、データと事例の量の多さにより彼らの価値と競争優位をさらに大きくできることから、彼らの戦略上非常に重要と位置づけられています。この規模の起業がスタートアップと組み、そのスピードで変革をしていくことは難しいですが、ここにレバレッジがあると思います。先の動画や記事の中でもcollaborative disruptionと繰り返し言及されています。下の動画はCatapiller社がUptakeとの取り組みを紹介している動画です。


Caterpillar and Uptake to Create Analytics Solutions

3-2.On-The-Ground Research(現場でのリサーチ・一次情報からの設計)

データを収集・分析し洞察を出すUptakeのチームは現場からスタートするということです。1次情報に触れ、データ解析のプロとして、これまで気づかれなかった事を活用する。これは文字通り。

3-3.A Platform Approach(プラットフォームからのアプローチ)

彼らは個別にカスタマイズするが、データの分析、洞察においては、彼らがプラットフォーム上で扱うデータを、個別の業界に囚われずに横断的に捉え、より大きな視点から、行っていくというものです。

3-4.Integration into Workflow(データ業務フローの統合)

分析・洞察だけに終わらず、価値を生み出すよう、活用できるように、彼らのサービスを業務フローに統合することを意味しています。リアルタイム性を強調しており、例えば、先の列車の例で、フィールドにスマートフォンが支給されている場合、リアルタイムで故障の予測と具体的な指示が適切な人に飛ぶというものです。

3-5.A Multidisciplinary Team of Entrepreneurs(複合的な専門を持つ起業家のチーム)

ここが一番理解するのが難しかったです。要するに、複合的な専門を持つ起業家(このワードにはスピードと情熱が込められています)により構成されるチームで取り組むことにより、知識とデータが全ての人に良いものであり続けるよう、常に良き変化をし続ける集団であることを目指すということみたいです。

4.CEO Brad Keywellはグルーポンの創業者

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photo by:bradkeywell.com 

CEOBrad Keywellはグルーポンの創業者の一人としても有名です。幾つもの起業をしてきた、いわゆる、シリアルアントレプレナー(連続起業家)です。45歳、デトロイトの出身。アントレプレナーの教育にも力をいれていて、Chicago Ideas Weekというピッチイベントのチェアマンも務めています。youtubeにも多くの動画がupされていましたので、まだ見ている途中です。人物像について、また詳しく書けるかなと思っています。これから見る動画について、一本だけ。


Brad Keywell's Graduation Speech

今日は、Uptakeについて、書きました。このシリーズ自分の勉強になりそうなので、続けるかも。前回のUberの創業者に続いてシリーズ化できればなと。

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