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TOKO PROJECT

シリコンバレー発のテックニュースを中心に発信しています。時々、食べ物や健康に関する情報を発信しています。トライアスロン挑戦中。

アスリートの食生活から学ぶ①『グルテンフリー』で好調になったジョコビッチ。小麦でパフォーマンスが低下していた。

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tennis.jp

とにかく自分の食生活を改善したい。今日もアスリートの食事から学んでいます。今日手にとったのは『ジョコビッチの生まれ変わる食事』という本です。キーワードはグルテンフリー。本屋はほんとに偶然の出会いがあって、面白い場所だなと思います。その時興味があるモノ、所謂カラーバス効果で本屋の印象がガラリと変わってしまいます。

試合中に突然の失調。原因は小麦だった。

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画像:hadalove.jp

今でこそ、安定してテニストーナメントでトップに君臨し続けるジョコビッチですが、過去には試合中に突然失調し逆転での敗戦や棄権をしてしまう謎の病に悩まされることがありました。原因はセリアック病という自己免疫疾患でした。グルテン(小麦などに含まれるタンパク質の一種)に対して不耐性があることにより、小腸で炎症を起こすことにああります。グルテンが含まれる食品としてはパン、小麦麺、ケーキ、マフィン、クラッカー、プレッツェル、シリアル、コーンフレーク、麦芽を含むビールなどです。根本的な治療法はなく、セリアック病を患う人は、グルテンを含む食品を避けるいわゆるグルテンフリーな食生活により対処するしかありません。セリアック病は以下のような症状があるそうです。症状は様々ですが、アスリートがこれで勝てるわけがありません。ジョコビッチは、他にも乳糖不耐症やトマトのアレルギーもあるそうです。小麦、チーズ、トマト。ジョコビッチの家族は元々ピザ屋で、今はグルテンフリーのレストランを営んでいます。

【小麦に含まれるグルテンによる不調の例】

ガス
腹部膨満感と痛み
慢性の下痢
悪臭を放つ便(脂肪便)
体重の急激な減少や増加
顔面蒼白
貧血(赤血球数の低下)
骨あるいは関節の痛み
骨粗鬆症
筋肉の痙攣
ブレインフォグ(思考に霧がかかったような状態)
疲労感
てんかん症状
脚部のしびれ感
口腔内の痛み
痛みとかゆみを伴う湿疹
歯の変色あるいはエナメル質の欠損
無月経
成長の遅れ(子供の場合)

この本では、ジョコビッチの食生活や他の身体を作る習慣を取り上げています。キーワードであるグルテンフリーな食生活では、セリアック病への対応に限らず、一般の人でもグルテンを含む小麦を断つことの効能を書いています。大きくは2つあります。①血糖値とインシュリン分泌の安定、②消化の改善と脳への炎症です。

①血糖値とインシュリン分泌の安定

まずは血糖値の安定。小麦はスイーツなどよりも血糖値を急激に上げるそうです。小麦を断つことにより、血糖値が一日中安定し、頭や身体がスッキリする(本の中では脳の霧と呼んでいます)、食欲が落ち着くなど様々な効果があります。メカニズム的には血糖ときたら、やはりインシュリンの分泌で、人間は食品から炭水化物を体内に取込み、消化によりグルコース(=血糖)に変換します。血糖値が高くなると膵(すい)臓がインシュリンを分泌し下げようとしますが、血糖値が高い状態が続き、インシュリンの分泌が続くとインシュリンへの感受性が落ちたり、正常に働かなくなる(いわゆる糖尿病)原因になります。血糖値を乱高下させない、インシュリンの暴走を防ぐということです。身体の中で余計なエネルギーを使っている状態に比べたら、当然スッキリしますよね。また、グルテンにはグリアジンという食欲を増進させる成分があり、パンを食べているとどんどん食べたくなるのはこのせいだそうです。グルテンフリーによりダイエット効果があると言われるのはここにも起因します。この意味でジョコビッチは小麦に関わらず、他の食品からの糖質についても制限をしています。

②消化の改善と脳への炎症

医学博士のウィリアムデイビスは『小麦は消化機能を劣化させ、胃酸逆流や潰瘍性大腸炎などの原因を作る』と言っています。グルテンの語源的にも『グル』は"glue"=糊で物質的にも消化に悪く、またグルテンがあると腸はビタミンやミネラルをまともに消化できないそうです。消化不良に栄養素の吸収の阻害のダブルパンチ。またうつ病やパニック障害などの精神疾患の原因(グレインブレインとも呼ばれる)である可能性が言われており、これはグルテンの消化の過程で小腸内で毒素を出し、これが脳に運ばれ炎症を起こしてしまう事により起こると考えられているそうです。ジョコビッチもグルテンフリーにしてから、レスポンススピードが改善したそうで、これはグルテンによる脳の炎症がなくなったことに起因していると語られています。
 
【その他、気になったことメモ】
  • 流通している小麦のほとんどは遺伝子組み換えである 
  • ELISAテストなど、保険適用で食物アレルギーは調べられる 
  • 14日間グルテンフリーを試すだけで、効果はハッキリと現れる
  • 糖質はできるだけ天然から、果糖とはちみつから
  •  小麦の代替はキノア、ソバ粉、玄米、アワ、ミューズリー、シラタキ、アマランサス、テフ、オート麦、そうめんかぼちゃなどで可能 
  • 食事のルール。ゆっくり食べる。その後の消化プロセスの為に、体に食べたものの情報を伝えるように食べる。唾液に含まれる消化酵素を出す時間を与え。そして何より食事だけに集中する。摂取した栄養に指示を出すように。前向きに、量より質を。 
  • 朝の習慣は常温の水をすぐに摂ること、体を冷やさないように冷たい水は避ける。また、朝は蜂蜜をスプーン2杯ほど。身体に糖分は必要、でも良い糖分。マヌカハニーがよく、抗菌作用がある。 
  • タンパク源は濃縮豆のプロテインで、医療用プロテインとも呼ばれる。 
  • 卵、白身鶏肉、白身七面鳥、グラスフェッド牛肉(いわゆる放牧された牛)、天然サーモン(養殖は避ける)魚はイワシ、サバなど。 

 

ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチの生まれ変わる食事

 

 

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