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TOKO PROJECT

シリコンバレー発のテックニュースを中心に発信しています。時々、食べ物や健康に関する情報を発信しています。トライアスロン挑戦中。

トランプ必要論

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2ヶ月振りに書くブログが「トランプ必要論」で大丈夫なのか?論

このブログを熱心に読んでくれていた方々、お久しぶりです。前回の「ユニクロは海外でもブラック企業認定!」をポストしてから、2ヶ月の月日が流れてしまいました。ブロガーにもバーンアウトはあるんです。ブロガーもYoutuberもクリエイターと(言っていいのかな?)呼ばれる人たちは、基本的に自分の頭の中にあるアイデアや、経験や体験を素材に、料理をしてアウトプットである文章や動画などの制作物を生み出している訳で、創造の源泉である、素材が枯渇すると何も生み出せなくなります。だから、DeNAが採用していたような記事をパクッてリライトしてつくるキュレーションメディア(笑)はドロボーなので叩かれた訳です。あーやって「コピペリライト」で盗むと、本来努力して稼ぐべき人が稼げなくなるんです。

 

話を元に戻すと自分も完全に枯渇状態でした。同時に運営しているブログや、外部でやっているライター業務も含めて、8ヶ月で150記事-200記事も書いてしまったので、インプットのバランスが完全に悪くなってしまいました。ということで、しばらくお休みしてインプットに集中していました。書き過ぎで悪化した、手の腱鞘炎も解消されたので、めでたしめでたし。アクセスは当然減りましたが、未だに月のお酒代ぐらいは稼いでくれています。

 

そして「久しぶりに書くか!」という気になったのですが、キッカケはこの動画。(傑作)これこそ、創造です。Youtubeで120万回再生されています。

www.youtube.com

そう、テレビを点けても、スマートニュースを開いても、ハフィントンポストを開いても、この人を見ない瞬間はありません。ドナルド・トランプさんです。このブログのタイトルが「トランプ必要論」で、「炎上狙い?」と言われそうですが、10%炎上狙いで90%マジでそう思ってます。大丈夫ですかね???では、いきます。

トランプについて当選前後に自分が書いていた事を振り返ってみる

このブログでは過去に数回トランプについて書きました。(書いてしまった)

自分は何の専門家でもないので、完全に長文の落書きでしかないのですが、当選前に「なんかトランプ勝ちそうじゃね?」と思って書いたらヒット、そしていわばトランプの参謀であるピィーター・ティールについて書いたら、やりすぎ都市伝説の関さんが後追い(多分)し、ブログがヒットするという、「なかなかセンスあんじゃん!」的な結果になりました。(自賛)

 

ということで、まずは振り返ってみましょう。(リンク貼るけど離脱しないで・・)

blog.tokoproject.com

 

改めてトランプが何を言っていたかを振り返って超ラフに評価すると、「選挙中に言っていた事を忠実に実行している」、有言実行の人物だと言えます。以下の公約は、まさに現在進行中の「The Ban」ですが、カリフォルニアとか世界中で抗議や暴動で大騒ぎをしていますが、個人的にはテレビを見ながら「言ってたじゃん!!!(ドヤッ)」という感想を持っています。

Enforce the immigration laws of the United States and restore the Constitutional rule of law upon which America’s prosperity and security depend.
移民申請において、移民がアメリカの価値観や組織と人々を尊重するかを審査する。そして、テロリストを輸出し審査が適切に行われていないエリアからの移民の受け入れを一時的に停止する。アメリカの繁栄と安全の確保を優先すべく法を制定する。

ドナルド・トランプについて最低限知るべきこと。ついに、トランプ新大統領。彼の人物像や政策を知っておこう。アメリカ大統領選開票速報中。 - TOKO PROJECT

 

以下のリンクの記事でまとめてくださっている、「トランプがこれまでに出した大統領令のまとめ」を見てみても、「だいたい選挙前に言ってたよね、仕事はえーなー」としか思わない訳なのです。当選前のトランプの公約は(公式ホームページ上では)全部で15のジャンル(経済とか国防とか)に分かれていて、個人的にはトランプが注力したい事を象徴するキーワードは以下の5つだと思っていました。

  • REGULATIONS(規制)
  • ENERGY(エネルギー)
  • TAX PLAN(税制)
  • TRADE(貿易)
  • IMMIGRATION(移民)

で、トランプが出した大統領令をリストでみてみると、※()内は筆者が加筆

  1. メキシコ国境にグレートウォール(移民)
  2. オバマケア撤廃
  3. 規制ひとつを作成するごとに2つ撤廃させる義務(規制)
  4. ISIS壊滅計画
  5. 米軍の再建
  6. TPPからの正式離脱(貿易)
  7. 妊娠中絶を支援する国際団体、ペアレントフッドへの資金供与中止
  8. 中東・北アフリカ7カ国の出身者および難民の受け入れ停止(移民)
  9. カナダからメキシコ湾への原油パイプラインの建設(規制)
  10. 製造業の手続き簡略化(規制)
  11. 入国審査厳格化(移民)
  12. 金融規制改革法見直し(規制)

参考:トランプ大統領が署名した大統領令をまとめてみた(随時更新) - Outward Matrix

と、概ね強調していたことを早速、次々と実行に移しています。彼の公約を見るとまだ序章なんでしょうが、面倒くさい議論を経ずにオーダーできる大統領令をこの4年間(もしくは暗殺されるまで)で連発しそうな空模様です。(もう、トランプの大統領令発動は空の存在ぐらい当たり前に考えないと疲れますよね。きっと)

そして、今大注目の「特定7カ国から入国禁止例」は三権分立が働いて、「違憲」というカードによってストップされたわけなのですが、これも予定通りみたいです。

新しい判事(ニール・ゴーサッチ)の追加で最高裁で多数派になるまで最終的な決定になるのを避け、とにかく時間を稼ぎたいトランプ陣営と、違憲判決をそうなる前に確定させたい司法側の鬩ぎ合いにどうやらなるようです。

ここで、思い出すのは、前の記事でも引用させてもらった通り、この「頭の良い人達が作った世界のルール」には、誰かが暴走しそうになったらバランスを調整しようとする、ストッパーがこの世界にはちゃんとあるんです。これが害なんですが。

★誰が大統領になっても外交政策は変わらない フランク・ジャヌージ(モーリーン・アンド・マイク・マンスフィールド財団理事長)

トランプ氏の国際法を無視した発言に不安を覚える人もいるかもしれません。そこで読者のために、米国政治の根本について説明しておきましょう。 ご存じのように米国では、立法、行政、司法の三権が分立しており、大統領(行政)といえども、議会や裁判所のけん制によって勝手なことはできません。米国は大統領の権力を抑制する組織的制度を備えているのです。 参考:もしトランプが大統領になったら?クリントンとの対日政策比較|『週刊ダイヤモンド』特別レポート|ダイヤモンド・オンライン

ドナルド・トランプについて最低限知るべきこと。ついに、トランプ新大統領。彼の人物像や政策を知っておこう。アメリカ大統領選開票速報中。 - TOKO PROJECT から引用

トランプ必要論 理由①超複雑でストッパーだらけな現世では問いを簡単に

ようやくトランプ必要論に辿り着く事ができました。個人的にトランプが必要だと思う理由を説明していきます。(超、個人的な意見なのであしからず、これこそポストキュレーション時代に、Googleが求めるオリジナルな記事か?)

我々が生きている現世は超複雑な仕組みによって成り立っています。193(だっけ?)の国と地域、70〜80億人ぐらいの人口、異なる宗教や政治経済の仕組み、トランプが言う数え切れないほどのルールと規制(下)が存在する世界に我々は生きています。僕のサイズまでブレイクダウンして例を探してみても、自分のFacebookの友達リストを見て、思うわけです。「こいつら全員を満足させるパーティは開けねー」と。

In 2015 alone, federal agencies issued over 3,300 final rules and regulations, up from 2,400 the prior year. [Donald J. Trump Press Release, Sept. 15, 2016]
2015年だけでも、連邦機関は3,300以上のルールと規制を設けた。2014年は2,400だったので更に増えている。

ドナルド・トランプについて最低限知るべきこと。ついに、トランプ新大統領。彼の人物像や政策を知っておこう。アメリカ大統領選開票速報中。 - TOKO PROJECT

様々な思惑が錯綜し、特定の強者が利益を得るために「せっせと根回しして作った」ルールが複雑に絡み合い、劇的な変化や根本解決を妨げる世界の中で、日本人ビジネスマンが好きな「調整」「根回し」なんて意識して問題解決に取り組んだら、解決する頃には取り組んだ人の人生が終わっているでしょう。

そして、「国ってもうオワコンじゃね?」って思える程、グローバリゼーションが広がった世界で、それでもまだ「国」というシステムを維持したいのであれば、きっとこれまでとは、まったく別の視点からの問題解決法が必要、と考えています。

その点で、トランプが言っている「Make America Great Again」というアメリカ第一主義は、「いや、俺そんな頭良くないけど、どうせやるなら成果を残した(って言われたい)いから、範囲をアメリカに限定して、これから取り組む問いを簡単にするわ!」とも私には聞こえるのです。その意味でトランプ実は謙虚論も成立し得ます。

言い換えれば、「世界規模での最適解は俺には到達できないけど、足し算引き算ぐらいに問題を簡単にしてくれれば俺の強権的なスタイルなら次々とクリアできるかも!」という姿勢なのです。

ここで、「人間は不完全な上に、こんなにも複雑になってしまった世界では、頭が良い人が集まっても問題の根本解決はとても難しい」という前提に立った時、「いっその事、根本的な全体最適的な解決の模索は諦めて、シンプルな1つ1つの問いをスピーディに解決しよう!」という姿勢は直地に誤りと言えるのでしょうか?

今回の入国禁止例も、環境負荷の高いパイプラインの建設許可も、取り組むべき問いをシンプルにして、実行していると考えれば「トランプけっこー良くね?」となるのです。

冗長になりそうですが、強調する為に再度書くと、「世界的に "テロの発生を防いで平和をもたらす!"という事を考えればアメリカをオープンにした方が平和になりそうだけど、まずは片っ端から入国禁止にすれば、"アメリカでのテロの発生を抑止"するというミッションは達成できる(当然、トレードオフはあるが)」とも考えられるし、「パイプラインは環境負荷(トレードオフ)は高いけど、アメリカ経済にはいいよね!」とも考えられるのです。

こう考えると、徹底的に、「トレードオフが発生しそうな難しい問いはシンプルにブレイクダウンして、副作用が合っても1つ問題が解決したことにしよう!」というのがトランプの姿勢です。その後、副作用で環境が中国並に悪化したら、なりふり構わず解決に向けて着手する(か、任期が終わってる)し、世界でテロが増えてアメリカのビジネスや国防に影響が出れば、他国の意向はガン無視でテロリストや危険分子を排除・殲滅しようとするでしょう。

そして、この問題解決のスタイルには、「大統領令の発動」が1番良いわけです。問題のシンプル化を妨げトレードオフを増やしそうな相談も依頼も必要がなく、一方的に命令できるので、自らの姿勢やスタイルに対して、最も有効な手段を採用しているとも言えます。

世界でも、この手のリーダーが台頭しています。フィリピンのドゥテルテも同じスタイルです。政治の仕組みとして中国やロシアは元々そうです。Brexitも「シンプルにしよう」という方向では同じだし(問題を一回イギリスに限定させてよ、と)、フランスでも極右のルペンが勝ちFrexitが起こりそうですが、これも同様です。

悲しくも、「みんなで協力して相談すれば、問題はきっと解決するよ!」という「人類万能論」的な幻想は「人間ってとことん不完全で、不完全同士で掛け算すると、よりマズいよね!存在する問題も複雑すぎて、そのままだと、もはや解決なんてできないし!」という事が、明らかになってしまったのです。(と、私は考えます、ということを強調します。)

こんな世界であると考えると、(何かを変えて解決したいなら)トランプは必要なのです。

※ちなみに、ルペンのマニフェストはコチラでどうぞ。まだ見てない人、多いハズ。

トランプ必要論 理由②攻略法の存在による世界のゲームのチート化の果て

 

理由①では、「不完全な人間が集まって相談して解決できるほど、この世界の問題は簡単じゃないから、トランプみたいな方法で、問題を一度シンプルにして、(副作用は出つつも)、次々とスピーディに解決した方がベター」という事を書きましたが、似たようなお話しを違う視点から書いてみます。

不完全で「真の最適解は永遠に導けない人間」が作ったルールによって運営されているこの世界には、どうしても抜け穴というか、裏技というか、チートが存在してしまいます。

そして、そのチートを駆使してゲームの勝者になり得るのは「ルールを作る権利」か「ルールを理解できる頭脳」を有すること、そして「ゲームをプレイできる資本」という名の参加券を有する事です。これは、完全に資本主義の事なのですが、資本主義も、「そのゲームを平等で対等な健全なゲームっぽく見せる民主主義」も不完全な人間が考えることができる、運営システムの数々の案の中で、最も最適っぽい!ものを(半ば強制的に)採用しているに過ぎないのです。

そして、攻略法を熟知する人が、何回もグローバリゼーション!という勝てるコマンドを実行しました。そして、ゲームが維持・運営できなさそうなステージまで進行し、トランプでさえも問題視するような世界にたどり着いたわけです。

それに逆行しようとして、今現在、起こっている流れは「副作用」とも「オーバードーズ」とも呼ばれていますが、「もう、こんな世界イヤだ、でもリアルの世界で極端な事言うと、システムへの反乱分子として村八分にあう」という絶望に暮れていた人は、無意識的にトランプ的なリーダーを求め続けていたのです。

そして、トランプがあれだけの票を獲得し当選できたのは、単純にその人達の声に応えるように「昨日までそのチート使えたけど、今日からなしな!」と言えるからです。自分たちが押してしまいたい、ファミコンでいうリセットボタンを躊躇なく押してくれそうなリーダーです。

彼が強調する「うるせー!アメリカへ雇用を戻せ!」も、自動車の関税の話も、TPPからの脱退も、数々の規制の撤廃への姿勢も同様です。

 

これは、よく言われる通り、トランプが既に、このゲームの中で「勝者の一人」であるが故に出来ることです。同じゲームをゼロからプレイして、(完全な勝者ではないが)攻略法を知って、その現実に失望し、飽きてもしまったトランプは、「次のゲーム」「初めからプレイ」を求めているのです。(多分)

 理由①との共通点としては、問題解決にあたって手法が極端にシンプル化している、つまり時間が掛かりそうな相談や調整はできる限り避けて、「あっ!リセットボタン押しちゃった!」という方法を採用していることです。

※イメージ

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これができる(やっちゃう)トランプは(変化をおこして何かを解決したいなら)今、この世界にリーダーとして必要なのです。

対象的にオバマは、8年間の任期の中で、せっかく維持したゲームのルールの中でまだまだプレイしたかったのでしょう。オバマって何か解決しましたっけ?と思って、下のリンクのような記事を見てみると「あーオバマ・・・」ってなりますよ。きっと。ちなみにオバマになってから無人戦闘機での(民間人も)含めた殺害数は激増しています。そして、ノーベル平和賞です。こうみると、これも良い評価を得るという目的においては、1つの攻略法ですね。分かりやすい核に取り組み、ドローンでひっそり殺す。

参考:オバマ大統領が任期中に成し遂げた10の功績 - AOLニュース

トランプの後

トランプの後、何年掛かるかわかりませんが、人間はテクノロジーを駆使して、「チートができない」、政治経済や統治の仕組みを見つけていく気がしています。「トランプの在任中は大混乱だったけど、それより最悪なトランプ前の時代みたいにならないようにみんなでもっとちゃんと考えよう!(これだとまたダメか。)」という、転換点になる気がします。そういえば、ジャック・アタリが10年前ぐらいに書いた「21世紀の歴史」もこんな内容だった気がします。途端に、受け売りっぽくなってしまいました。

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界

 

そして人間が集まって考えるだけではダメで、変化は誰かが作った発明やテクノロジーによってもたらされるのでしょう。このブログでも過去に取り上げてきたような、IoTとAIによる常時モニタリングとフィードバック制御による全体最適の進化、ブロックチェーンによる非中央集権的な記録と証明の仕組みによるチートの防止、不安定過ぎる貨幣に頼らない価値の交換の仕組み、的なブレイクするーが次々と生まれていって、次世代に絶対に必要と言われ始めた、BIも実現できれば「もう資本ぶん回して、余りある程の金を作るのって、ダサいよね!」みたいな価値観が蔓延する世界になっていく気がします。

こう書いていると、ますますピーター・ティールがこの政権にいるのが、意味深くなりますね。ニュージーランドに核シェルターを持つのは、この時代の転換点でトランプが押しそうな、リセットボタンの種類を知っているからでしょうか。こっわ。

おわり。久しぶりに書いたブログは、飲み屋での会話ログみたいになりました。

ピーター・ティールについてはコチラをどうぞ。

 

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